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ニューヨークの奇跡

こんにちは:D

ファッションとは全く関係ありませんが、僕が体験したニューヨークの奇跡をご紹介したいと思います。

それは、ニューヨークの5番街で怪我をしていた小鳥との出会いです。

恐らく、飛んでいる最中に車かなにかに衝突してしまって動けなくなってしまったのだろう。

通行人にはなぜかオレンジジュースをかけられていました。(暑い日だったから?オレンジジュース飲むから?)

人間が近寄っても逃げることすらできない状態まで弱っていました。

調べてみると、キレンジャクという渡り鳥だそうです。

心配なので引き取って様子をみることにして、小鳥との同棲生活がスタートしました:D

名前はピーと名付けました。(鳴き声がピーなので)

飛べない自分を鏡で見て悲観しているように見えるピー笑

絶対に治るからね!!

ピーの家をダンボールで作ってあげました:D

見た目はボロボロですがピーは結構気に入ってくれてました!←ドヤ顔に見えるピー

エサはしばらくインコ用のエサを食べていましたが、色々調べた結果、ピーの生息地であろうセントラルパークに木の実があるとわかり、それから毎日、往復2時間かけて木の実狩りに行きました!

木の実狩りをしているときのニューヨーカーたちの目が気になりましたが、家で木の実を待っているピーのことを考えるとそんなことは関係なかったです!!笑

こんな小さい体で木の実を丸呑みする姿は本当に可愛かったです:D

朝方に外から鳥の声がすると、ピーは窓際にきてピーピー鳴いていました。

きっと早く仲間たちに会いたいんでしょうね。

こんな姿を見させられると、寂しいですが、放鳥せずにはいられなくなり、

約1ヶ月の世話をし、遂にセントラルパークの広場で放鳥チャレンジ!

さよならピー!!泣

が、

何度チャレンジしても、

戻ってくるピー。

やっぱまだ無理っぽいって感じで何度も戻ってきました。

元気に飛び立ってくれると思いきや全く飛び立てないピー。

期待はずれもいいとこでした。(心の中では少し嬉しい)

もう少し元気になるまで様子をみることに:D

それから約2週間経ち、 ピーと同棲して約1ヶ月半で、ピーは部屋中を飛び回り、高いところにも止まれるようになりました。

次はもう飛べる!と言わんばかりのこの表情です:D

不思議とたくましい表情になってきているように見えました。

こっちのほうがピーと離れたくなくなり、子離れできない親のような気持ちでしたが、ピーのことを考え、セントラルパークのハレット自然保護区に放鳥することに。(ここでは入場時間も決まっていて、犬や自転車、ベビーカーまでも入れないまさに鳥の聖域なのです)

ピーの放鳥スポットを散策し、いよいよお別れのとき。

約1ヶ月半の短い時間でしたが、ピーは僕に癒しと勇気を与えてくれました。

東京出身の僕と、ニューヨーク出身のピーがニューヨークで同棲生活をするとはお互い想像もしていなかったです。

本当に、出会いは突然やってくるものですね。

全く鳥に興味がなかった僕ですが、キレンジャクのファンになりました。

むしろピーのファンです。

怪我をして、飛べなくなり自信を無くし、仲間と離れて不安になり、人間に監禁されもっと不安になったと思う。

それでも諦めないで強く生きたいというピーをみると、大きな勇気をもらえました。

ありがとう!ピー!!そしてさようなら!!

そしてピーは、ニューヨークのセントラルパークという広大で豊かな場所へ力強く羽ばたいていきました。

無事、仲間と合流できることを心から願ってるよ!

しかし、気持ち良いほど躊躇なく飛び立って行くところが野生ですね!

最後まで全く懐かなかったし!笑

でも、ピーは最後に羽を2枚残していってくれました。

すごい綺麗な羽です。

ただでさえ他のキレンジャクと比べて少なかったピーの羽でしたが、それでも惜しまずに2枚も残していってくれました。

僕は、これはピーの感謝の気持ちとなんだと勝手に思っています。

僕の一生の宝物です:D

たとえエルメスのバーキンと交換してって言われても絶対交換しません!!!

ピーを見習い、僕も強く生きていこうと思いました:D

そして、間違いなくニューヨークで一番の思い出となりました。

また会う日まで元気でね!本当にありがとう!:D

See you again...

最後までお読みいただきまして、誠に有難うございました。

#ニューヨーク #キレンジャク #5番街 #ピー #保護 #放鳥 #TMS

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